【IPO実務入門】関連当事者との取引及び関係会社の整理(後編)
IPO準備を進める中での論点の1つとなりやすい、関連当事者との取引関係の整理や関係会社の整理等について解説します。後編では、具体的な事例を踏まえた説明を行います。関連当事者についての理解や関連当事者との取引がある場合の対応方針をご検討いただくにあたり、参考となる講座となっています。
テーマ
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1. 具体的対応(関係会社)
- ・関係会社との取引内容・条件に妥当性があるか
- ・関連当事者取引を牽制する仕組みとはどのようなものか
- ・関係会社の存在に合理性(事業上の必要性)があるか
- ・関係会社の役員の状況に問題はないか
- ・関係会社の経営状況が悪くないか
- ・関係会社の管理体制が整備されているか/事例/まとめ
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2. 具体的対応(関係会社以外)
- ・関連当事者その他の特定の者との取引内容・条件に妥当性や合理性はあるか
- ・役員の状況に問題はないか/事例/まとめ
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3. 開示
- ・「関連当事者との取引」とは/開示対象外の項目(取引内容)
- ・関連当事者との取引に関する開示/関連当事者の存在に関する開示
- ・開示対象項目(金額的重要性)
- ・原則は取引の解消。解消しないものは開示と継続モニタリング
- ・将来、合理性のない取引が行われないように牽制する仕組みが必要
- 標準学習時間
- 25分
- 受講期間
- お申込み日より12ヶ月間 ※クレジット払いは決済後すぐに、コンビニ払い及び請求書払いは着金確認後に視聴開始となります。
講師
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柴田 亜希子
有限責任監査法人トーマツ入社後、製造業、小売業、卸売業、不動産業など、多岐にわたる業種の監査業務に従事。2016年から2020年まで、デロイトトーマツグループの独立性関連業務に従事した後、監査アドバイザリー事業部 キャピタルマーケッツ・グループに異動し、IPOを目指す企業向けのショートレビュー業務やアドバイザリー業務に従事している。公認会計士。
監修
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Managing Director 寺門 義昭
2004年監査法人トーマツ入所、トータルサービス1部配属。上場企業の監査業務、IPOアドバイザリー業務、IPO準備監査業務のほか、財務DD業務等、幅広い業務に従事。2019年より、監査アドバイザリー事業部 キャピタルマーケッツ・グループ マネージングディレクターに着任。IPOを目指す企業向けのショートレビュー業務やアドバイザリー業務に従事している。監査法人での勤務経験のほか、証券会社(公開引受部)、IPO準備を目指す事業会社での勤務経験を有する。