【不確実な時代に必要な思考法】第2回 シナリオ・シンキング
先が見通せず不確実性が高い時代に、企業はどのように中長期の戦略を立てれば良いのでしょうか。戦略策定の前に実施する外部環境分析手法「シナリオ・プランニング」は、不確実性を前提としており、先が見通しにくい時代に企業の進むべき道をナビゲートしてくれる方法論として、多くの企業・団体で活用されています。
本講座では、未来予測との違いや、専門家に委ねてしまいがちな「シナリオ・プランニング」を自組織で実施するための方法論を、この領域の経験豊富なコンサルタントが事例を交えながら解説します。従来の中期経営計画では限界を感じている企画部門などの方や、自らの未来観を培いたいと思っている方に適した講座となっています。
テーマ
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1.本コンテンツの全体像
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2.第2回のスコープ
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3.シナリオ・シンキング
① システムシンキングの振り返りとシナリオの紹介
- ・SDGsの17ゴール
- ・未来を見通すための二つの要素
- ・未来を事前に見通すことができた2つの事例
② シナリオ・シンキングⅠ
- ・考え方を変える-アウトサイド・イン
- ・シナリオとは?- 起こりうる複数の未来環境についてのストーリー
- ・バックキャスティング
③ 演習
- ・シナリオテーマ設定と変化ドライバー抽出
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4. シナリオ・プランニング
① シナリオ・プランニングの考え方と事例
- ・シナリオ・プランニングの流れ
- ・シナリオテーマと戦略テーマ
- ・シナリオテーマに対応してカスタマイズするフレームワーク
- ・トレンドブックとヒトメミライ資料集
- ・「2030年、グローバルのモビリティ市場」シナリオ例
② シナリオの作り方-アローアイスバーグ®分析
- ・確定的な要素と不確実性
- ・アローアイスバーグ®分析を活用した変化ドライバーの階層構造化
③ 演習
- ・シナリオマトリクスの構築と場合分け
④ まとめ
- ・中期戦略の主要アジェンダ
- ・シナリオ・プランニングの効果‐組織に導入した場合
- ・シナリオ・プランニングのもたらすもの
- 標準学習時間
- 88分
- 受講期間
- お申込み日より12ヶ月間 ※クレジット払いは決済後すぐに、コンビニ払い及び請求書払いは着金確認後に視聴開始となります。
講師
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Partner 西村 行功
大手電気機器メーカーにて、全社経営戦略の策定に従事後、日米の戦略コンサルティング会社を経て、シナリオ・プランニングおよび戦略構築を専門としたコンサルティングファームを起業、26年間経営。 2021年にデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社に事業譲渡し入社。シナリオ・プランニング、中長期戦略、企業変革アドバイザリの実績・著作多数。