【不確実な時代に必要な思考法】第1回 ロジカルシンキング・システムシンキング
先が見通せず不確実性が高い時代において、世の中の出来事を正しく理解するためには、様々な事象の繋がりや背景にある構造を的確に理解することが重要です。そこで役に立つのが、ロジカルシンキング・システムシンキングという思考法です。
本講座では、ロジカルシンキングの基本的な考え方や活用のためのテクニックだけでなく、ロジカルシンキングだけでは考えづらい、時間の経過により遅れて影響する事象の関係を考えるためのシステムシンキングについて解説します。様々な問題の原因分析や解決に向けた施策立案のため、論理的思考を体系的に学び身に着けたいと思われている多くの方に役立つ講座となっています。
テーマ
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1.本コンテンツの全体像
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2.第1回のスコープ
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3.思考のOS・ロジカルシンキング基礎
① 思考のOS
- ・ロジカルシンキングとはー問題を構造化して捉える思考法
- ・全体から個を考える:演繹的推論
- ・個から全体を考える:帰納的推論
- ・原因と結果の繋がり:因果関係
- ・全体を単位に分けて測定・分析する:定量
② ロジカルシンキング基礎
- ・ロジカルシンキングの基本:ロジックツリー
- ・ロジックツリー作成の注意点:「ダブリなく、モレなく」
- ・手元に情報がなくとも妥当な範囲で推論しきる:仮説思考
- ・日頃から情報感度を高め、自分の経験と組み合わせて仮説を導く:肌感覚
③ 演習
- ・ロジックツリーを活用した市場規模の定量化
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4. ロジカルシンキング強化のための「次元」
① 要素に分解して考える 4つの視点
- ・対照の視点で考える:線的要素分解
- ・マトリクス型で考える:面的要素分解
- ・活動の全体を考える:時間的要素分解
- ・関係者の視点で考える:複眼的要素分解
② 演習
- ・時間的要素分解を活用したタスクの整理
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5.物事の全体像を「つながり」で掴むシステムシンキング
① システムシンキングの考え方と事例
- ・事例:「良かれと思った行動や対策が、思いもかけない結果を招いた」
- ・ロジカルシンキングの限界
- ・ロジカルシンキングからシステムシンキングへ
② システムシンキングの基本言語-1. 要素が互いに影響しあっている
- ・因果関係のリンク
③ システムシンキングの基本言語-2. フィードバック的性質がある
- ・フィードバックループ
- ・システムの「好循環/悪循環」
④ システムシンキングの基本言語-3.時間の経過に伴い、要素の水準が変化する
- ・時間的遅れによるシステムの型:応急処置の失敗
- ・時間的遅れによるシステムの型:問題の転嫁
- ・時間的遅れによるシステムの型:成功が成功を生む
- ・システムへの介入例
⑤ 演習
- ・システムシンキングを活用した問題の構造理解
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6.まとめ
- 標準学習時間
- 60分
- 受講期間
- お申込み日より12ヶ月間 ※クレジット払いは決済後すぐに、コンビニ払い及び請求書払いは着金確認後に視聴開始となります。
講師
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Analyst 松本 尭大
大手日系メーカー、総合コンサルティングファームを経て現職。主にシナリオ・プランニングを活用した中長期戦略や新規事業戦略立案支援、および人材育成プログラムの開発・提供に関するプロジェクトに従事。
監修
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Partner 西村 行功
大手電気機器メーカーにて、全社経営戦略の策定に従事後、日米の戦略コンサルティング会社を経て、シナリオ・プランニングおよび戦略構築を専門としたコンサルティングファームを起業、26年間経営。 2021年にデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社に事業譲渡し入社。シナリオ・プランニング、中長期戦略、企業変革アドバイザリの実績・著作多数。