海外事業ポートフォリオ・マネジメント - 2講座セット
世界的な外部環境悪化による不採算事業やノンコア事業への適切な対応は、海外展開を進めるグローバル企業の重要な課題です。マクロ環境とミクロ環境の両方共でリスク管理ができず、業績が悪化した子会社が要因となった大型の不祥事が増加傾向にあり、特にノンコア事業や遠隔地の海外子会社に向けたリスク管理の重要性が上がってきている中、国内外の事業ポートフォリオを俯瞰し、今後の勝ち筋、経営資源を投入すべき分野を早期に見極めることが肝要です。本講座前半では、海外事業の再構築が必要な背景について整理したのち、同再構築を進めるためのファーストステップとしてのIBR(Independent Business Review)について解説します。後半では、事業売却もしくは撤退を進めるとの判断となった場合の方法(戦略的撤退)について解説します。撤退を実施する際は、事前にその手続きやコストについて十分な分析を行ったうえで進めなければ、途中で想定外のロスや時間がかかり、頓挫するといった状況も考えられるため、それを回避するために必要な分析や進め方について詳説します。
テーマ
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1-1. はじめに (10分)
- ・海外事業の現状を正しく認識するための視点および手法
- ・「勝ち筋へ向けた」打ち手の検討
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1-2. IBR(第三者による事業性評価) (22分)
- ・海外事業再構築が必要な背景
- ・IBR(第三者による事業性評価)の概観
- ・Step1:事業計画分析
- ・Step2:オプション分析
- ・ケーススタディ
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2. 戦略的撤退 (30分)
- ・海外事業再構築が必要な背景
- ・Managed Exit(戦略的撤退)の概観
- ・Managed Exit(戦略的撤退)のプロセス
- ・主な論点・対応事項
- ・ケーススタディー
- 標準学習時間
- 62分
- 受講期間
- お申込み日より12ヶ月間 ※クレジット払いは決済後すぐに、コンビニ払い及び請求書払いは着金確認後に視聴開始となります。
監修・講師
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Partner 渡邊 耕太郎
銀行、大手証券会社を経て2009年にデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社に入社。18年以上に亘り、製造業や金融機関によるM&A等、数多くのクロスボーダー案件を手掛けている。
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Partner 宮原 智也
金融機関、会計系コンサルティングファームにて、約20年に亘る豊富な事業再生やM&Aの実務経験を有する。 1998年大手都市銀行に入行し、2002年に会計系FASファームの事業再生チームに参画。様々な業種・規模の再生案件におい幅広い業務を多数提供し、米国ニューヨーク駐在経験も有する(2009年~2011年)。2015年に当社に参画してからは、大型有事案件・再生案件、クロスボーダーリストラクチャリング案件を中心に、ハンズオン型支援も含めた包括的なサービス提供を行っている。2019年よりGRAの統括に就任。