海外事業ポートフォリオ・マネジメント - IBR(第三者による事業性評価)
企業が今後の勝ち筋へ向けた打ち手を考察するために求められる視点、経営資源を透過すべき事業の検討方法、海外事業の再構築が必要な背景を整理したうえで、具体的に同再構築を進める局面でファーストステップとなるIBR(Independent Business Review)のプロセスや、主要論点を学ぶ講座です。事業の関係者ではない第三者が事業を評価し、今後のオプションについて整理することで、親会社や対象事業の関係者、銀行等のステークホルダーの合意を得やすくなります。有効な分析のために必要な、評価の軸となるベースラインの設定やオプション選択における総合的判断のポイントについて、具体的事例も織り交ぜながら解説します。
テーマ
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1. 海外事業ポートフォリオ – 現状認識
- ・デロイトUKチームによるリサーチ結果とまとめ
- ・日本企業の海外従業員数推移
- ・日本企業現地法人の清算・撤退数とその理由
- ・海外子会社でのリスクの発現事例
- ・親会社・子会社による不正の分類
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2. 「勝ち筋へ向けた」打ち手の検討
- ・プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)分析の目的・概要
- ・閾値の導出方法
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3. 海外事業再構築が必要な背景
- ・事業のライフサイクルとマネジメント
- ・営業赤字を計上する事業(問題事業)の特徴
- ・企業のライフサイクルとリストラクチャリング策(例)
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4. IBR(第三者による事業性評価)の概観
- ・アプローチ概観
- ・IBRの概観
- ・IBRの全体像
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5. Step1:事業計画分析
- ・事業計画分析の概要
- ・事業計画分析のアプローチ
- ・事業計画分析の枠組み
- ・工業製品製造における検証ポイント
- ・事業計画分析のイメージ
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6. Step2:オプション分析
- ・オプション分析の概要
- ・オプション分析のアプローチ
- ・オプション分析の内容(イメージ)
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7. ケーススタディ
- ・案件概要と実施プロセス
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8. まとめ
- ・当講義のまとめ
- 標準学習時間
- 32分
- 受講期間
- お申込み日より12ヶ月間 ※クレジット払いは決済後すぐに、コンビニ払い及び請求書払いは着金確認後に視聴開始となります。
監修・講師
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Partner 渡邊 耕太郎
銀行、大手証券会社を経て2009年にデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社に入社。18年以上に亘り、製造業や金融機関によるM&A等、数多くのクロスボーダー案件を手掛けている。
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Partner 宮原 智也
金融機関、会計系コンサルティングファームにて、約20年に亘る豊富な事業再生やM&Aの実務経験を有する。 1998年大手都市銀行に入行し、2002年に会計系FASファームの事業再生チームに参画。様々な業種・規模の再生案件におい幅広い業務を多数提供し、米国ニューヨーク駐在経験も有する(2009年~2011年)。2015年に当社に参画してからは、大型有事案件・再生案件、クロスボーダーリストラクチャリング案件を中心に、ハンズオン型支援も含めた包括的なサービス提供を行っている。2019年よりGRAの統括に就任。