海外事業ポートフォリオ・マネジメント - 戦略的撤退
海外事業の再構築が必要な背景、事業売却もしくは撤退を進めるとの判断となった場合の方法(戦略的撤退)について学ぶ講座です。撤退を実施する際は、事前にその手続きやコストについて十分な分析を行ったうえで進めなければ、途中で想定外のロスや時間がかかり、頓挫するといった状況も考えられるため、それを回避するために必要な分析や進め方、特に、供給責任の果たし方や関連コストの網羅的な把握、ステークホルダーとのコミュニケーションなどの重要な論点のポイントを、具体的事例も織り交ぜながら解説します。
テーマ
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1. 海外事業再構築が必要な背景
- ・事業のライフサイクルとマネジメント
- ・営業赤字を計上する事業(問題事業)の特徴
- ・企業のライフサイクルとリストラクチャリング策(例)
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2. Managed Exit(戦略的撤退)の概観
- ・アプローチ概観
- ・戦略的撤退が必要な背景
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3. Managed Exit(戦略的撤退)のプロセス
- ・会社清算プロセスの全体感(製造業の場合)
- ・撤退(清算)に当たって検討を要する事項(一般的な事案に基づく)
- ・撤退計画策定フェーズ
- ・撤退実行フェーズ
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4. 主な論点・対応事項
- ・事業撤退を円滑に推進するための重要ポイント
- ・生産停止までのオペレーション継続による損益イメージ
- ・撤退コスト(財務・税務インパクト)の全体像
- ・①清算までの操業オペレーションによる損益・CF
- ・②資産処分・債務整理による損益・CF
- ・③清算実施に伴う一過性の損益・CF
- ・従業員とのコミュニケーション対応のポイント
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5. ケーススタディ
- ・案件概要と実施プロセス
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6. まとめ
- ・当講義のまとめ
- 標準学習時間
- 30分
- 受講期間
- お申込み日より12ヶ月間 ※クレジット払いは決済後すぐに、コンビニ払い及び請求書払いは着金確認後に視聴開始となります。
監修
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Partner 宮原 智也
金融機関、会計系コンサルティングファームにて、約20年に亘る豊富な事業再生やM&Aの実務経験を有する。 1998年大手都市銀行に入行し、2002年に会計系FASファームの事業再生チームに参画。様々な業種・規模の再生案件におい幅広い業務を多数提供し、米国ニューヨーク駐在経験も有する(2009年~2011年)。2015年に当社に参画してからは、大型有事案件・再生案件、クロスボーダーリストラクチャリング案件を中心に、ハンズオン型支援も含めた包括的なサービス提供を行っている。2019年よりGRAの統括に就任。