カーボンニュートラル・気候変動の企業戦略 - 2講座セット
「気候変動経営の全体感」及び「TCFDシナリオ分析の進め方」の2つの講義がセットとなった講座です。前半では、国内外の動向を踏まえ、企業が気候変動に取り組む意義について解説した上で、サステナビリティ経営への進め方を網羅的に概観します。後半では、具体的なTCFDシナリオ分析の進め方について、TCFDシナリオ分析に豊富な実績を持つ講師の経験談や事例を交えながら解説する講座です。シナリオ分析の各ステップにおけるつまづきがちなポイントや留意点を詳細にご説明していますので、効果的・効率的な分析の実施にお役立ていただけます。
テーマ
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1. 気候変動経営の全体感(26分)
- ・気候変動・環境エネルギーチームのご紹介
- ・企業が気候変動に取り組む意義~脱炭素社会の到来~
- ・【戦略の変革】シナリオ分析/プランニングの実施
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2. TCFDシナリオ分析の進め方(75分)
- ・TCFDの概要とシナリオ分析
- -TCFD設立の背景や賛同状況と日本の立ち位置、TCFD提言の求めるもの、TCFDシナリオ分析の成熟度モデル等
- ・シナリオ分析の実務 実践のポイント
- -シナリオ分析実施時の各ステップにおける留意点
- ・シナリオ分析を始めるにあたって
- -経営陣の理解獲得、シナリオ分析実施の体制構築、対象範囲の設定、時間軸の選定
- ・STEP2. リスク重要度の評価
- -リスク項目の列挙、事業インパクトの定性化、リスク重要度の決定
- ・STEP3. シナリオ群の定義
- -シナリオの選択、関連パラメータの将来情報の入手、世界観の整理
- ・STEP4. 事業インパクト評価
- -財務指標の把握、財務的影響の試算、成行の財務指標とのギャップ把握
- ・STEP5. 対応策の定義
- -対応状況の把握、今後の対応策の検討
- ・STEP6. 文書化と情報開示
- -開示内容の整理
- ・Climate Metricsのご紹介 Climate Scenario Analysis & Monitoring Tool
- -気候変動課題に対して政府・自治体・企業のレジリエンスな政策・戦略立案を支援する、気候変動シナリオ分析の支援ツール「Climate Metrics」の紹介
- 標準学習時間
- 101分
- 受講期間
- お申込み日より12ヶ月間 ※クレジット払いは決済後すぐに、コンビニ払い及び請求書払いは着金確認後に視聴開始となります。
講師
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Partner 丹羽 弘善
製造業向けコンサルティング、環境ベンチャー、商社との排出権JV取締役を経て現職。気候変動関連のシステム・金融工学を専門とし、政策提言、企業向けの環境経営コンサルティングに従事。日本における企業×気候変動・TCFD等の日本の普及の一端を担い、企業の脱炭素経営を推進。
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Manager 前木 和
早稲田大学大学院基幹理工学研究科にて、宇宙/地球科学を修了後、DTC入社。主に官公庁向けの環境価値に係る制度設計・運営や、デジタル技術活用戦略の検討、民間向け経営戦略立案・新規事業開発を得意とする。TCFDシナリオプランニング/分析プロジェクトにも従事し、シナリオ分析のアセット開発も手掛ける。
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Senior Consultant 須永 優一
早稲田大学卒業後、DTC入社。民間向けの脱炭素戦略立案、シナリオ分析支援や官公庁向けの環境分野での情報発信、消費者の行動変容促進に関する支援に実績。
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Consultant 志村 知美
東京都立大学卒業後、DTC入社。AI/Cognitiveを用いた民間向け脱炭素戦略立案やAI/Advanced Analyticsユースケース創出や環境庁向けの環境分野でのnew Techを活用した調査検討支援の実績。