贈収賄のマネジメント1 - 贈収賄リスクとは?
贈収賄の概要と反贈収賄法を理解し、特に米国FCPAに注目して、グローバルに活動する日系企業への影響と米国および日本に限らず各国において贈賄リスクに対して厳しい目が向けられていることを理解することを目的とした講座です。広義の不正とリスク、不正の分類から、不正における贈収賄の区分とリスクとともに、各国の反汚職法から規制の枠組を理解し、米国の海外腐敗行為防止法(FCPA)に注目する理由と日系企業への関係および近年のトレンドを学習します。
テーマ
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1. 不正リスク・贈収賄の概要
- ・広義の不正リスク
- ・不正の類型(the Fraud Tree)
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2. 反贈収賄法
- ・規制の枠組
- - 各国における反汚職法
- ・FCPAに注目する理由_FCPAの概要
- - FCPA制定の経緯と適用範囲
- - 海外腐敗行為防止法(FCPA)概要
- - 外国公務員とは
- - 贈賄の範囲
- - 外国公務員が関わることが想定される取引
- ・FCPAは日本企業にどう関係するか
- - FCPA執行件数の推移
- - 日本企業への適用範囲
- - 制裁を受けた日本企業の事例
- ・近年のトレンド
- - 調査協力の増加
- - 新たな法律制定の動き
- - 2020年7月、FCPAガイドライン改訂版を公表
- - 内部通報者報奨金プログラム
- - 米国証券取引委員会への内部告発
- - 腐敗認識指数(Corruption Perceptions Index, CPI)
- ・その他の贈賄防止規定_UK Bribery Act(UKBA)
- - UKBAとは
- - FCPA・UKBAによる反汚職規制の比較
- ・中国・SEAの反汚職法
- - 主な中国・東南アジア諸国における反汚職法
- 標準学習時間
- 25分
- 受講期間
- お申込み日より12ヶ月間 ※クレジット払いは決済後すぐに、コンビニ払い及び請求書払いは着金確認後に視聴開始となります。
講師
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Partner 清水 和之
有限責任監査法人トーマツに入社後、法定監査業務に従事し、在籍中にデロイトメキシコシティに赴任しグローバル日系企業を支援した。デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社に移籍後は企業が危機に直面した際の危機管理・危機からの脱出を支援するクライシスマネジメントにおいて、クロスボーダー案件を中心に不正調査、不正からの改善・再生プロジェクトなどに従事している。米国公認会計士。