企業と人を守るための事業再生メカニズムー実践編
本講座では、今後増加が予測されるスポンサー型の事業再生について私的整理の場合と法的整理の場合の各プロセスや手続き、スキームの相違点および留意点について両者を比較しながら解説します。また、スポンサー型の事業再生は私的整理もしくは法的整理の枠組みの中でスポンサー候補とのM&A取引となります。その際のM&A取引と通常のM&A取引との相違点、留意すべきポイント、およびスポンサーサイドからみた留意点についても解説しています。
テーマ
-
1. イントロダクション
- ・企業が置かれたステージごとに事業再生の打ち手
- ・スポンサー型事業再生におけるステークホルダー
- ・事業再生型M&A
-
2. スポンサー型事業再生手続の概要(私的整理)
- ・事業再生型のM&Aで用いられる主要スキーム
- ・第二会社方式
- ・第二会社方式における残債務整理
- ・私的整理の場合のスポンサー対応プロセスの流れ
- ・スポンサーが評価する事業価値と取引金融機関への弁済額
- ・私的整理の場合のスポンサー契約上の留意点
-
3. スポンサー型事業再生手続の概要(法的整理)
- ・債務整理の法的手続
- ・民事再生と会社更生の主要項目の比較
- ・法的整理の場合のスポンサー譲渡のタイミングの比較
- ・民事再生手続の一般的な流れ
- ・プレパッケージ型民事再生手続におけるスポンサーの係り方
- ・プレパッケージ型民事再生手続における留意事項
- ・スポンサー選定の基準例
- ・スポンサーが評価した事業価値と債権者への弁済額
- ・会社更生手続フローとスポンサー候補側からみた検討プロセス
- ・法的整理の場合のスポンサーDDのポイント
- ・法的整理の場合のスポンサー契約上の留意点
- 標準学習時間
- 62分
- 受講期間
- お申込み日より12ヶ月間 ※クレジット払いは決済後すぐに、コンビニ払い及び請求書払いは着金確認後に視聴開始となります。
講師
-
Partner 伊藤 雅之
1987年、有限責任監査法人トーマツ入社後15年にわたり、法定監査、上場準備監査、株式公開支援などを経験する。現在はM&A、組織再編、株式評価等を提供するファイナンシャルアドバイザリーサービスのメンバーとしてトランザクションサポートやバリュエーションサービスに携わる。主な担当は企業再生であり財務・ビジネスデューデリジェンスをはじめ再生計画策定支援や株式価値評価など多数経験し、現在に至る。公認会計士。