企業と人を守るための事業再生メカニズムー入門編
本講座では、バブル崩壊からコロナ禍に至るまでの外部環境の変遷をふまえ、私的整理を前提とした事業再生のプロセス、標準的な手順について説明したうえで、金融支援が行われる場合の金融支援額の算定メカニズムや債務免除益課税の論点、さらに金融支援が行われる場合の金融支援額の算定メカニズムや債務免除益課税の論点について解説します。また、ステークホルダーとの調整、各アドバイザーの役割なども含めた事業再生の全体像を概説的に学べる内容です。
テーマ
-
1. イントロダクション
- ・バブル崩壊からコロナ禍に至るまでの変遷
- ・COVID-19のインパクト
- ・企業が置かれたステージごとに事業再生の打ち手
-
2. 事業再生手続の概要
- ・事業再生手続とは
- ・権利変更のための枠組みと利害調整スキーム概観
- ・ワークアウトの枠組み
- ・金融支援の手法と金融機関が求める計画要件
-
3. 事業再生の実務
- ・私的整理を前提した場合
- ・私的整理の対象債権者の範囲
- ・事業再生ADRの場合のプロセス
- ・Step1 実態把握(DD)のポイント
- 段階的な資金繰り対策
- 【参考】金融機関の債務者区分
- ・Step2 事業再生計画の内容
- 私的整理においては衡平性が大原則
- 【参考】実現性の高い抜本的な計画の要件
- ・Step3 事業再生計画の実行
- 再生計画実行のためのアクションプラン策定
- 再生計画実行のためのPDCAサイクル構築
- 改革実行に際しての留意事項
-
4. 金融支援額の算定
- ・金融支援額算定メカニズム
- ・法的整理と私的整理
-
5. 事業再生における関係者
- ・事業再生における利害関係者とアドバイザーの役割
- 標準学習時間
- 64分
- 受講期間
- お申込み日より12ヶ月間 ※クレジット払いは決済後すぐに、コンビニ払い及び請求書払いは着金確認後に視聴開始となります。
講師
-
Partner 伊藤 雅之
1987年、有限責任監査法人トーマツ入社後15年にわたり、法定監査、上場準備監査、株式公開支援などを経験する。現在はM&A、組織再編、株式評価等を提供するファイナンシャルアドバイザリーサービスのメンバーとしてトランザクションサポートやバリュエーションサービスに携わる。主な担当は企業再生であり財務・ビジネスデューデリジェンスをはじめ再生計画策定支援や株式価値評価など多数経験し、現在に至る。公認会計士。