【M&A業務に必要な基礎法務】 - 4講座セット
法律に関する知識をお持ちでない方、初めてM&A業務に携わる方を対象とした講座となります。本講座は、法律知識の解説ではなく、実務の側面からM&Aを進める際に直面する諸問題において、その契約上の位置付けを確認することで、ネクストステップを見出せるようになることがゴールです。
第1回:秘密保持契約について、何が秘密情報か、契約上何をすべきか、何をしてはいけないかのポイントを学ぶことを目的としています。
第2回:M&Aの過程で利用する諸契約の種類と意義、それぞれの法的拘束力の有無、これらを踏まえた留意点について学ぶことを目的としています。
第3回:M&Aの諸契約を含む全体の流れや、諸契約の効力発生時期を通じて、どのタイミングを超えると後戻りできなくなるのか等について学ぶことを目的としています。
第4回:DAに基づいて実施しなければならないタスク、タスクの遅延・未実施等によりDA違反が生じるおそれがある場合の対応について学ぶことを目的としています。
テーマ
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■第1回
1. 秘密情報の範囲
- a. 秘密情報の漏洩事案
- b. 秘密情報の定義
- c. 実務を進める上でのポイント
2. 受領した情報の第三者提供
- a. 条文例
- b. 実務を進める上でのポイント
3. 契約の有効期間とその後の情報の取扱い
- a. 条文例
- b. 実務を進める上でのポイント
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■第2回
1. 概要(NDA、LOI、DA)
- a. M&Aのタイムラインと重要ドキュメント NDA
- b. M&Aのタイムラインと重要ドキュメント LOI
- c. M&Aのタイムラインと重要ドキュメント DA
2. 詳細 LOI
- a. LOIの性質に関する裁判例
- b. 法的拘束力
- c. 主な規定事項
- d. 帰結
- e. ポイント
3. 詳細 DA
- a. DAに定める表明保証違反に関する裁判例
- b. 法的拘束力
- c. 主な規定事項
- d. 帰結
- e. ポイント
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■第3回
1. 全体像
- a. M&Aにおける諸契約の効力発生時期 図解
2. 詳細 LOI
- a. LOIの効力発生時期
- b. 帰結
3. 詳細 DA
- a. DAの効力発生時期
- b. DA記載どおりではない事象の発生例
- c. 帰結
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■第4回
1. DAに定められるPre-PMI/PMIタスクの概要
- a. Daに定める事項(例)
- b. タスク
2. Pre-PMI/PMIタスクの契約上の位置づけと効果
- a. Pre-PMI等でよくある懸念事項
- b. 効果
3. Pre-PMI/PMIタスクにおける懸念事項の発見とその解決例(契約上の観点から)
- a. 解決例
- 標準学習時間
- 48分
- 受講期間
- お申込み日より12ヶ月間 ※クレジット払いは決済後すぐに、コンビニ払い及び請求書払いは着金確認後に視聴開始となります。
講師
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Managing Director 平井 隆
大手電力会社の法務部門・人事部門において、幅広い業務に従事。 契約書審査、経営法務、取締役会・委員会(指名・報酬)運営、持株会社制の導入、コーポレートガバナンス改革、経営リーダー育成、業務計画策定等を経験。 インオーガニックグロースにおける法務・独立性DD・SPA/DA作成、PMI支援、JV法人設立・運営に係る支援等のプロフェッショナルサービスを提供。
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Vice President 川島 貴和子
行政機関にて条例の立案・改正業務に従事。特に新設条例の制定に多く関与。2020年デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社入社。 立法経験に基づき、新設団体のビジネスに係る制度設計等に関与。 新設団体のガバナンス構築支援、企業間のアライアンスに関する法務ストラクチャー検討支援、法人の安全衛生体制の構築支援、大規模公共案件事務局PMO等に関与。